早口な英語が聞き取れない方へ
英語のリスニングやネィティブとの英会話で聞こえてくる音のスピードが速すぎて聞き取れないで困っていませんか?今回は特に次の様なお悩みを持つ方へのアドバイスです。
□知っている単語なのにリスニングでは聞き取れない
□ネイティブの早口英語が聞き取れない
早口な英語が聞き取れない原因と解決策
これは耳シャッター病と私は読んでいますが。
これは、日本語脳病とも関係しています。
ネィティブの英語は早すぎてわからない。
ゆっくりでもなにをいっているのか聞き取れない、だからそんな状態になると自然と耳にシャッターが降りて英語が聞き取れなくなってしまう症状です。
つまり英語を聞き取ることをあきらめてしまう。あなたにもそんな傾向ないですか?
早口な英語が聞き取れない原因
英語の発音や話し言葉のルールを知らない。
色々原因が考えられますが、英語の発音や言葉のルールを知らないというのが大きな原因です。
その中でも今回は”connected speech”のルールについてお伝えします。
ネィティブは日常会話のスピードで話す時は、言いやすくするために文字と文字を繋げて話しやすくするので音が変わってしまうのです。
それをconnected speechまたはリンキングと呼ばれています。
両方とも繋ぐと言う意味ですがその変化を耳で聞き取った場合、私たちネィティブではない人にとってはものすごく早く話しているように感じるのです。
また単語の中でも、スピードがUPしたとき言いやすいよう音が変化するという現象が起きます。
話すスピードが上がれば上がるほど必要な情報はしっかり発音して、あまり重要でないものはどんどん省略されていく特徴があります。
音がどのように変化するのか、そのルールを知らないとなかなか聞き取ることは難しいんですね。これと似たような現象が日本語の単語にもあります。
洗濯機
ふりがなをふってみてください。
「せんたくき」ですよね。
でも私たちが実際話す際は「せんたくき」とは発音せず、「せんたっき」ではないですか?
「せんたっきのボタン押しといて!」なんていう時、決して「せんたくきのボタン押しておいて!」とはまどろっこしくて言わないですよね。
だから、日本語を習う留学生の方が「せんたくき」という単語を知っていても、「せんたっき」と日常会話では言うことを知らないと、「せんたっき」がでても聞き取れないのです。
それと同じ事が英語の単語でも文章でも起こっているのです。
英語はこれが会話の際、常に起こります。
日常会話のスピードで話す際、まどろっこしくて言えない言葉を、どんどん言いやすいように変えて行っているんです。
なるべく効率よく口の動きを省略させていく感じです。
この言葉を繋げるリンキング、実は英会話初心者の方でもすでに使っています。
代表的なのは
Thank you.
”サンクユー”ではなく”サンキュー”と自然と繋げて発音していますよね。
ですので私たちは、英語でもすでに自然とこのリンキングをやっています。
そしてその繋がるルールを知れば、もっと色々な音が繋げられるようになってきます。

this school ⇒thischool
stop it ⇒stopit
たとえば最初の単語の最後の子音と2番目の単語の先頭が同じときは、2回同じ音を発音するのってめんどくさいですよね。だからくっつけてしまいます。
その他にも最初の文字の最後の音が子音で後ろの単語の先頭の文字が子音というパターンもくっつきます。
これらのLinkingルールの他にも、通常のスピードで話すと消えてしまう音や省略されてしまったりします。
レッスンの中では詳しくお伝えしますが、こういうルールを知っておくとリスニングの際とても聞きやすくなります。
耳シャッター病経験者からのアドバイス
話し言葉のルールを意識する。
たとえば
Have a good day!
この文章でどこがくっつくと思いますか?
Hav(e)a gooday!(ハヴァグッディ)
これは効率的に短い時間の中で言葉を伝える為であって、これをすることで流れるように話せます。
でもこのルールを知らないと、日本語読みのように一つ一つの単語を丁寧に読みがちです。
例えばHave・ a ・good ・day.
こんな感じで一つ一つ発音していく。この流れるような音を聞いているネィティブにとって、ロボットのようで不自然な音として違和感を感じられてしまいます。
こんな形で話し言葉の際は話しやすいよう、聞き取りやすいよう繋げて行くようにすると、伝わりやすくなりますし、相手の言うことが聞きやすくなります。
これは効率的に短い時間の中で言葉を伝える為であって、これをすることで流れるように話せます。
これを一つ一つ単語を丁寧に読んでしまうと、ネィティブにとってはロボットが話しているように聞こえるそうです。
ネィティブは音を繋げて流れるような音にすることによって、リズムを作り音楽のように話します。
英語はリズムと言われている理由の1つでもあります。
もう一つの理由は日本語弁病の所でお話ししますね。
一つ一つ単語を読んでしまうのは、日本人にありがち。
なぜなら、日本語がそういう読み方なので仕方がないのです。
ですが、その読み方ですとロボット読みに相手には聞こえてしまう。
だから、こういう所に意識して音を繋げるようにすると相手に伝わりやすくなりますしネィティブが普通のスピードで話している音と同じ音を理解出来るようになります。