緊張してうまく英語が話せない方へ
英会話レッスンや海外の方と英語で会話するとき、緊張してなかなかうまく話せないお悩みがありますか?緊張にも色々な原因がありますが、今回は特に以下の様なお悩みを持たれている方への英会話上達アドバイスです。
□人前で間違えたら恥ずかしい
□英語の文法は間違ったら通じないと思う
□文法のミスをするのが怖くて英語がなかなか話せない
□周りの人に何と思われるか考えると話せない
□外国人の前だと緊張してうまく英語が話せない
緊張して英語がうまく話せない原因と解決策
外国の方を目の前にすると、緊張して英語がうまく話せない現象を、”べきべき病”と呼んでいます。
なぜなら「こうあるべき」という高い理想を追い求めてその姿になることを自分に求めてしまうからです。これは決して悪いことではありません。
けれども、コミュニケーションの妨げとなってしまったら逆に足を引っぱってしまうのでしっかりと対策をしておくと良いです。
べきべき病の原因
この通称べきべき病という病気は
プライドの高い人に起こりやすいです。
・恥をかきたくない
・馬鹿にされたくない
・下手な英語だと思われたらいやだ
・文法が間違っていたら恥ずかしい
そのために完璧であるべき
強い「こうあるべき」という思いこみから
周りの目を気にしすぎるのが原因
べきべき病の方への解決策
「間違えたら恥ずかしい」という方
⇒間違えないと覚えません
子供の頃言葉を話すようになるまでに私たちはたくさん間違えましたよね。
その度に、いちいち「あ-私はだめな人間だ。」とか「バカだなぁ」と何も思わなかったはず。
いつのまにか間違いを怖がるようになってしまったご自分がいませんか?
逆に間違えた方が、その後ろの頭の定着率が良かったりしますよ。
英語を学んでいるのだから間違えて当たり前。どんどん間違えて覚えて行きましょう!
「文法は間違ったら通じない」と思うという方
⇒重要なキーワードさえ伝われば通じます。
文法は正確に言わないといけないと思い込んでしまうこともありがちです。
確かに最低限の文法の知識はないより合った方が確実に早く英会話を習得することができます。けれども、だからといって難しい構文などを使う必要も会話の中では必要ないのです。
アメリカのエアラインを受けたときのことです。最終面接と並行してある大手語学スクールでネイティブとの英語テストがありました。
テストをやる前の雑談で話が盛り上がって肝心のテストは本当に形だけになってしまったのですが、会話や和訳英訳をやりました。
そこで私の英語の評価を聞くと文法の間違いは所々あるけれど、スムースに会話ができるから問題ないと言われました。
その時にこのテストは何をチェックしているのか聞いたら、文法の正確さは二の次でスムースなコミュニケーションができるかどうかと言うことでした。
少なくとも、大切なキーワードさえ伝わっていれば状況や前後からの話の内容で相手も理解してくれようとしますので、会話の場合はそれを気にしすぎるとかえってコミュニケーションできなくなるので気にしない方が良いと思います。
文法は中学レベルの英語力があれば仕事でも十分こなしていけます。
文法が不安な方は、一度中学英語をもう一度やりなおすことからはじめてもいいかもしれません。
「英語を発音するのが恥ずかしい」という方
⇒話さない限り上達しません。
ちまたでは「ネィティブならそうは言わない」とか「ネィティブならこういう」などの本が出回っていたりしますが、母国語ではない第2言語を使ってのコミュニケーションなのでなにもネィティブと同レベルを目指す必要は私はないと思っています。
要は自分が伝えたい事をしっかりと相手に伝われば良い。
留学中アメリカの高校で第2言語のスペイン語を取っているアメリカ人の生徒達もみんな話す事にすごく苦労していました。
その姿を見て、自分だけではない、みんな語学を習得するのは大変なことなんだと気付いたときからこの思いを捨てました。
なので、間違えてもいい通じれば良いと開き直るといいと思います。
「周りの人に何と思われるか考えると話せない 」という方
⇒相手は何も気にしていない。
また周りの人に何と思われるか考えると話せない。というのはこれも海外に出ると人は意外と気にしていないものです。
とにかく不必要なプライドを捨てて、開き直って相手に自分の言いたいことを伝える事に集中する方が上達は早いです。
べきべき病経験者からのアドバイス
完璧を目指さない
文法的な間違いを気にしたり、周りの人の目が気になったり、恥ずかしがるのは“こうあるべき”という理想の姿を目指してしまう完璧主義が原因の1つ
外国語の習得は誰もが苦労している。間違っても全然恥ずかしいことではない。
この原因はこうあるべきというある種完璧を目指しすぎてしまうことが原因の1つと考えられます。
外国語を習得する上で間違ったりそれで恥を欠いたりすることは、外国語を勉強している世界の人が共通して経験しています。
でもそこを乗り越えない限り外国語でコミュニケーションできるようにはならないので、完璧主義を少し横に置いておいて間違ってもいい全然恥ずかしいことじゃない、とプライドや手の届かないような理想を捨ててむしろ勇気を出して話した自分を褒めて上げるような意識でいるといいと思います。
もしくはプライド病は英会話をマスターする上であなたの上達を妨げる原因ともなりますので、そうならないようこうあるべきという理想の姿をこうなりたいという英語学習のモチベーションに変えてもいいのではないかと思います。
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